恋密
「もうこれ以上教えない」
それだけ言って
目を反らした。
「なにそれ。ひどくねぇ?」
「いいじゃん!いつか知る時がくるさ。」
美紅が茜をフォローする。
「えー。じゃあいつか必ず教えろよな。」
「う…うん。」
少し曖昧な返事をした
茜は、
「どうしよ。バレたかな?」
と美紅に小さい声で言った
「大丈夫だよ。もし何か言われたらうちが適当に、
言っておくから。心配すんな」
そう答えた美紅は、
寝ていないからか、すぐに寝てしまった。