年下君は危険人物
3.甘い誘惑&気まずい勉強



「和樹帰ったしさ!!
続きやろうぜ??」


続きって………さっきの??


「………」

「ん??どうした??」


この甘い声にのっちゃ駄目っ!!
これは罠!!

私は勉強を教えにきたんだよ!!



「馨君!!
バシバシ勉強するからねっ!!」

「はぁ??」

「ちゃんと勉強して、高校に行こう!!」

「別に私立校に行くから、勉強しなくてもいい」



私立!?
すごくお金かかるのに…。


「何言ってるの!?公立に行きなさい!!ってことで、教科書開いて!!」


「はぁ??
杏、誰に命令してるかわかってんの??」

「馨君に言ってる!!
それに私の方が年上っ!!
早く開けっ!!!」

「…けっこう強いな…」

「は・や・く・っ!!!」

「チッ―…」

「舌打ちする余裕があるなら、勉強しなさいっ!!」

「はいはい」

「はいは1回!!!」

「めんどくせぇー…」

「か・お・る・く・ん…勉強っ」

「わかったよ…」



よし!!
これから厳しく勉強しようね♪





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