ハクバの王子

1年前

その日は修学旅行初日。

待ちに待った京都だ。

珍しく、雲一つない晴天。


「ヒナコー、修旅初日晴れてよかったねー。ヒナコいるといつも雨だもん(笑)」

「ユキ、ひどーい!まるで私を疫病神みたいに!」

「だってそうじゃ~ん」

「まぁ、その通りですけどぉ…」



ユキは私の大親友。
ってか、腐れ縁?
ってか、運命の人?

幼稚園から中学までズーット同じクラス!



私のこと何でも知ってて、よき理解者。

見た目は私なんかとかけ離れてて、
モデル系。

でも、なんか気が合ってずっと一緒にいた。




勿論、今回の修旅も一緒に観光する……


はずだった。
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