ハクバの王子
マックでは、
女の子同士・男の子同士同じ側に座って、
私と雨宮君、
ユキと服部君が向かい合うように座った。



私たちは、そこでいろんな話をした。

服部君と雨宮君との運命的な出会い。

ユキと服部君の愛の軌跡。

私とユキの関係。



私たちの今までの歴史を笑いも混ぜながら、雨宮君に話した。




口数が少ない雨宮君も、たまに質問しながら楽しそうに笑って話を聞いてる。



私たちは、時間も忘れてケラケラ笑っていた。


時計を見るともう6時過ぎ。


そろそろ家に帰ろうかという話になった時、

「今度4人でどっか遊びに行かない?」

ポテトの残りをほうばりながらユキが言った。
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