奴のとなり



「それよりお前らカゲにいんの?」



「カゲ?
まぁここは日当たりは悪いけど・・・」



「あれっ違った?
じゃあドコにおんねん」



「だから素敵で秘密なとこだよ」



「そうやなくって・・・
ってナナミさんいるやろ」



「そうだよ」



「じゃあカゲやないか」



「・・・・・・」



「ほんまにさくちゃんは
・・・まぁええわ。
二人分荷物運んだるから、
そこおれよ」



それだけ言うと、
ケイちゃんは電話を切ってしまった。










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