奴のとなり



きっと理由なんて分からずに謝ってる。



なら、許す必要が無い。



「あぁ、あれか」



奴は閃いたように、
ぱっと表情を明るくすると、丁寧に説明を始めた。



あたしは感動してた。



何って、奴の驚くべき進歩に。



なら初めからそうしとけってことには、
この際目を瞑ろう。










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