奴のとなり



生まれてきてよかった。



そう思ってきてくれる人に出会えてよかった。



ほんとに3人、4人には感謝でいっぱいだった。



「これは俺からー」



そう言って、ケイちゃんがくれたのはお色気ムンムンの下着だった。



何でかサイズはぴったりで、ケイちゃんがあたしのサイズを知ってることに驚いた。



「変態・・・」



「あほっ!!俺を誰や思ってんねん!!!恵様は何でもお見通しや!!!!」


って意味不明なことを自信満々に言われたから、放っておいた。



まぁ、いつかの勝負下着にしてやるよ。



「これは俺から。桜ちゃん、おめでとう」



ナナミさんは小さな包みを取り出して、あたしに手渡す。













< 368 / 555 >

この作品をシェア

pagetop