奴のとなり
「ただ…」
「ただ?」
奴の胸に顔を押し付けつつ、口にする。
「なるべく早くしてくれないと、爆発するかもよ?」
「ぶっ…、分かった分かった」
吹き出した空気で髪が揺れるのが分かった。
笑わなくてもいいじゃん…。
口を尖らせて拗ねてると、頭の上が暖かくなるのを感じた。
猫のように、子供のように身を任せる。
それからはゆったりした時間が流れた。
たまにくっついたりして、たまに頭を預けたりして過ごす時間は幸せで、あたしは世界一幸せな女の子なんじゃないかとそわりとした。
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