4人組〜春夏秋冬〜
皆黙ってる
私が話さないからだ…

でも何も考えられない


「あ〜やっ!友達の前で泣くのは恥ずかしい事じゃねーよ!俺ら友達じゃん!」


松原のふざけた声
でもあったかくて…
もう我慢できなくなっていた

「わ゙…だし…どうじたら゙いいの……?」


涙でぐしゃぐしゃな顔…
見せたくなかったけど振り向いてしまった

「綾!」

「中谷さん!」

「…!」

皆泣いてると思ってなかったんだ

佐野が慌てて駆け寄ってきてくれてハンカチを差し出してくれた

私はありがたくハンカチを借りて顔にあてた


「絵里が…違う人みたい…で…離れてくのが…怖くて…」

「………」

「友達より…恋愛が優先で……親友って…何だろう…って…わから…ないよ…」


「………」


私はもう何も言えなくて
ひたすら静かに泣いていた

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