有罪モラトリアム

暴露と裏話


彼とホームでお別れして、とぼとぼと泣きながら家に帰った。

「恋しい」とか「寂しい」ってこういうことなんだなぁ。なんてボンヤリ思った。

家に帰って母にただいまと挨拶して・・・すぐに自分の部屋のベッドへバタリと倒れこむ。

さっき離れたばかりなのに、もう会いたいだなんて・・・

私は一体どうしちゃったんだろう?

「家に帰ったら電話ください。」

彼の言葉を思い出し、すぐに電話をかけた。


彼「はい。」

コール1回で彼は電話に出ました。

私「ユキです。家に着きました。」

彼「遅くまで付き合わせてすみませんでした。お家の方は大丈夫でしたか?」

私「だいじょぶですよ。まだ門限前です。」

彼「安心しました。」

時刻は23時近く。
もうちょっと一緒にいられたかも。
こんなに時間が惜しいと思ったのは初めてでした。
電話を切るのが惜しくて、いろいろな話をしました。
すると、彼が、

彼「少しだけログインしませんか?」

と、2人でログインすることに。

ログインするとすぐに彼からグループに誘われました。
彼のいる場所を探しすと、彼はやっぱり教会で私の事を待っていました。

ぁ。みんなに挨拶するの忘れてた・・・。誰かいるのかな?
む・・・6人もいる。

C「ねぇ。今カナタさんとユキ、同時にログインしてなかった?w」

Σ(・口・)!

C「イヴの夜中に2人同時にログインするなんて超怪しいんですけどーw」

た、たしかに・・・(; ̄ロ ̄)!!
全く気にしてなかった・・・!

メンバー「2人ってどういう関係?w」

確信をついてきたーーーΣ(゜□゜;)

彼「僕たち、付き合ってます。」

さらっとバラしてるっΣ(・口・)

ぃゃ、別に全然構わないのですけども・・・。
急なことだったから少し驚いてしまいました。
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