【完】ペテン師との甘い夜
「おおっと!」



彼は私を抱えたまま避けるとその長すぎる脚で男を蹴り上げた。



「弱っちぃ〜。」



彼は楽しそうにへらへら笑い



「バイビー!」



と蹴られて起き上がれない男に投げキスをした。



っていうか、これはどういう状況なの?



お酒で頭が回らない。



なんで、私はこの人といるのかしら。



彼はしばらく私を引っ張っていたがぴたりと足を止めた。



ふらふら、くらくら。
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