笑顔のアイドル☆
その頃、4人はというと…。




「じゃあ次はこれ行こうぜ。」

相変わらず連司先輩は仕切っていた。


次に行きたがっていたのはお化け屋敷。


「…!?なんで?」

他の三人は声を揃えて聞いた。


「だってさー。遊園地の定番と言えばお化け屋敷でしょ。」

意味、わかんない!(笑)


とにかく、マイペースで強引な連司先輩に振り回されている三人。


ここのお化け屋敷は暗闇の中、二人乗りの乗り物に乗って進んでいくものだった。


そしていつの間にか、美里と連司先輩は隣。大和と桜子先輩は隣。となっていた。


「なんで私があんたの隣なのよ!陽翔くんの隣が良かったのに…。」
不満たっぷりの桜子先輩。
「俺だってイヤですよ!」
と大和。

「イヤって何よ!失礼ね!」
「先輩こそ何なんですか!」


ちょっとしたケンカが始まった。


しかし、桜子先輩はお化けが大嫌い。


しばらくすると…


「ぎゃー!いやー!」

と言って、桜子先輩は大和に抱きついていた。

そんな桜子先輩に、大和は少しだけかわいいと思っていた。





桜子の叫び声が後ろから聞こえる中、美里と連司は至って冷静であった。
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