Over love
翌日


告ると決めた日に限って恵の姿が見あたらない。


「あッ!!!」

いた!

でも忙しそうだ。

重そうな荷物を運んでる。

手伝ってあげればいいかな。

「めぐ…」

恵チャン、手伝おうか?

そう言って走っていこうとしたとき、


隣に魅門が来た。

魅門は何も言わず恵の荷物を持った。

「あッ…!?みッ魅門くん!」

焦りながらも嬉しそうな表情の恵が途轍もなく遠い存在に見えた。


二人背中はどんどん遠ざかっていった。
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