チェリーガールアタシが処女と闘った日々
「亜耶…びっくりした」
ーーバシッ
アタシは無意識に颯斗の頬を叩いていた。
「何よ…これ…」
「ゴメン…」
「アタシがどんだけ悲しかったのか解ってんの」
「颯斗が死んで…一人で赤ちゃん育てなきゃって…一人悩んでたのに…それなのに…それなのに…何よ…これっ…どういうことよ…悪戯にしても……酷すぎる」
アタシは悲しくて…悔しくて…情けなくて…
走って外へ飛び出していた。