実の弟に恋をしました。



……嫌な予感がする。


その正体は分からないけど、とても嫌な予感。



「……」


静まり返ったリビング。


あたしは、静かにソファーに腰を下ろした。



「…気のせい、だよね」



テーブルには、まだ口のつけられていない紅茶が二つ並んだまま。


あたしはその光景をただぼんやりと見つめながら、一人訳の分からぬ不安に恐怖を感じていた。











第13章 おわり


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