大っ嫌い!でも大好き


ご馳走を作るからとやたら張り切る母の言い付けで渋々家を出た




お隣の家を見上げると






管理を頼まれている母が開けたのだろう二階の窓から白いレースのカーテンが風に揺られて居た




私の部屋の真向かいにあるアイツの部屋…








「ようっ!」




急に声を掛けられ驚いた…


…遠藤悠斗…




「なっ何で居るの?」




明日と聞いていた私は居るはずのないアイツの姿に目を丸くして驚いた






「俺だけ先に来たから…

…それに…」




「?」





「七海に早く会いたかったから」




…ドキンッ…



…って何ときめいちゃってんの私…






王子スマイルで毎回そんな事言っても騙されません!!





「ばっ馬鹿な事言わないでよ!私は会いたくなかったわよ!!」




……………
……………


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