恋はミラクル 『雪だるまと花屋のおじさんの小さな恋』
なぁ、君はもうわかっているのだろう?
俺にとって君は今までの何よりも大切な存在だったかということを。そしてそれは今も変わらないよ。

大好きだ!
ということを。
だから俺は心から願う、生まれ変わっても必ず君とめぐり逢いたいと願う・・・



どんなに想っても君がもうそばにはいない。

俺が俺を追い越すその時まで君に会えないという現実に・・・
耐えられなくて、沸きおこる心の中の冷たい寂しさで、いつしか頬をぬらしたこともある

そんな日々が続いていた頃、疲れきった俺は歌で君のいない苦しさを紛らわせていたけれど、たとえどんな事があっても君を想い続けて生きていく道を選んだばかりだ。



君のいない人生は魅力的じゃなくて、本当は今すぐに君の瞳に逢いに行きたい気持ちもあったけど、
君への想いを抱きしめながら、この世の大人のしがらみに合わせて生きていくことにしたよ。辛いけど・・・

いつか君と必ず再びめぐり会えると信じて、
 君への想いを胸に刻み、これから俺は生きていくよ・・・

一歩ずつ、一歩ずつ・・・

今歩き出すよ。

歩き出した足がいつの日か答えを出してくれるだろう。
< 64 / 68 >

この作品をシェア

pagetop