涙空

転入生

沙里奈「ぇ…、どえ~~~~~~!?」

それはある日、突然の出来事だった。
うちのクラスに引っ越してきた北谷 優雅クン。金髪で、耳ピアしてて、目つきが鋭い。この人、北谷クンは、聞いて分ったと思うけど、明らかな『不良』です。

そんな彼の席は、うちの隣!?
ありえないっつうの!!
北谷クンは、先生に言われたとおり、うちの席の隣へと座った。
うちは怖いとはいえ、好奇心があるから、隣を見た。すると、北谷クンを目が合ってしまった。

沙里奈「アッ…、アハッ。よっ、よっ、よろしくね。北谷クン・・・。」
怖くてかみすぎてしまった。北谷クンがうちを睨む。怖い・・・。
優雅「ウザッ。」
は?
うちは腹が立った。
挨拶しただけなのに、ウザイとか・・・。

 1時間目担当の先生が教室に入ってきて、授業を始めた。北谷クンの方をみると、北谷クンは寝ていた。
沙里奈「最悪・・・。」
すると消しゴムが転がってきた。
おそらく北谷クンのだ。まじで最悪だ。
沙里奈「北谷クン。消しゴム落ちたよ・・・。」

優雅「………。」

寝ている・・・わけではなさそうだ。ってことは・・・シカト!?
最悪!!




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