♥LOVE IS YOU♥

この涙はきっと・・

その話をしてから数ヶ月。

季節は秋に近づいていた・・

好きなんだけど、言えない。

いつも見てしまう。

そんなことを繰り返しているうちに、文化祭に。

準備期間は長くて、毎日がタイヘンだった。

本とは快兎とイッショの係がよかったけど、美優がやだって言ったからちがうところに・・

でもなぜかすごく楽しい。快兎がそばにいなくても、

教室に行けば会える。そう思いながら毎日仕事をしていた。

合唱練習もしていた。樹理の目線からは快兎がちょうど視界に入る。

それが幸せだった。

この頃朝バスケの朝練が終わって教室に来るとき、いつも目が合う。

それだけじゃない。他のときも、移動教室のときも・・

もう、うれしくてたまらなかった。

このまま一緒に入れればそれでいい。

そう思い始めていた。

本音を言うと、ずっと一緒にいたい。

でもそんなこと叶うわけがない。

快兎は私のことどうもおもってないんだもん。

たぶんね。わかんないけど。

樹理のなかでは少し期待してたんだ。

両思いだったらいいのにな。ってね。

回りの女子美優も、みんな恋してる。

私だけなのかな・・こんな複雑なのは・・

















どうしよ・・









私は頭が痛くなるほど考えた。。
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