ボーダーライン〜キャバ嬢×ボーイ〜【完】
「あっ、美優ーっ!!」
店長と、腕を組んだりしちゃって…幸せそうだ。
「勝手にレンタカー使ってごめんね!!
美優たちは、どうしたの?」
「ユッキーがレンタカー借りてくれて、水族館に行ってきた。
ってか店長!!レンタカー1台しかないんだからさぁ〜…」
アタシは店長に一言、言ってやるつもりでいた。
ユッキーを誘ったのも、店長じゃないか。
それなのに、うちらを放置して、会計は全部ユッキー持ちで…何だか可哀想な気分になってしまったじゃないか。
「ごめん、ごめん!!」
「あのねぇ〜…」
「ホントにごめんね!!アタシが無理に誘っちゃったんだ!!
店長は悪くないから…許して?」
間にアサミが入ってきた。
アサミがいる限り、きっと店長とまともな話はできないだろうと思い、話すのをやめた。