欲しいのは…
「…ただいま」
『あ…おかえり…』
私はソファに腰掛けたまま 気づかないうちに悠が帰ってくる時間になってたみたいだ。
つか今 何時―…
『えぇ!1時!?』
「こんな時間まで起きてんなよ」
悠のその言葉にムカッとなる。
悠だって…
今までなにやってたのよ
私ほったらかして
どこ行ってたのよ…!
『悠こそ…なんでこんな時間に帰ってくるのよ』
「だから仕事だって」
『…嘘つき』
「は?意味わかんねぇし。俺 疲れてんだよ
」
悠ははぁとため息をつくと 自分の部屋に行ってしまった。