ただの恋だけど
「ならさ、あそばねぇ?
 ケイとたまきちゃんも誘って。」

「あ・・・。
 うんっ!!」

同じことを考えていたんだな~。
と、少しおかしかった。

「よかった!
 ってか昨日いきなり告っちゃって
 ごめんな?びっくりしたよな?」

ちょっととまどって話すミキヤは
なんだか新鮮で、ちょっとかわいかった。

「あはは~。
 うん!びっくりした!
 でもね、うれしかったよ!」

あたしは笑顔で答えた。
偽りのない、素直な気持ちだったから
なんだかスッといえた。

「ほんと?
 よかった!
 教室、そろそろ戻るか~。」

「うん!」

歩きながらミキヤをチラッとみると
少し赤からめた頬かみえた。

かわいい・・・。

ふっと、あたしはそう思った。
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