社会人と女子高生
…結局、初詣では中止になった。

取り乱した私を、里美が落ち着かせてくれた。

『時間をかけて、ゆっくり考えたらいいよ』という里美の言葉もあって、家に戻る。

誰もいない家が、余計に寂しくさせた…。

リビングのソファーに座り、携帯を見つめる。

着信履歴の表示には
『浅香亮』
の名前だらけ…。

でも今は、浅賀さんに向かっての一歩が踏み出せない…。

…何も考えられない…。

…考えたくない…。

そればかりが、頭を駆け巡る…。

…結局、結論が出せないまま眠りについた…。
< 106 / 169 >

この作品をシェア

pagetop