社会人と女子高生
すると、書類を受け取った女性が突然話しかけてきた。


「もしかして…亮君?」


その女性は知っている人だった。


「…かな…こ…?」

「覚えててくれたんだね!さすが亮君!嬉しい!!」


その女性の名前は、“長谷部加奈子”。

大学時代…付き合っていた人…。


「…なんで…ここに…?」

「…私、派遣でこの会社に来たの。私もいろいろあってね〜。…あっ、仕事あるからまたね!」

「…ああ。」


俺も仕事が残っていたため、早く営業部に戻る。

だけど、まったく仕事に手がつかなかった…。
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