社会人と女子高生
あれから5年の月日が流れた…。

加奈子は昔とほとんど変わっていなかった。

そして今、そんな加奈子にお願いされている。

押しに弱いところもあるせいか、どうも断れなかった…。


「じゃあ…5分だけなら…。」

「ありがと、亮君!約束ね!じゃあまた!」


そう言って彼女は、仕事に戻っていった。

俺は嫌な予感がしていた…。

…後にその予感が的中することになる…。

…たったそれだけの事が大きな事になるなんて、俺は思ってもいなかった…。
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