甘すぎる王子様



『でもまぁ‥明日が楽しみね?お父様、どんな処分をくだすのかしら?』


そう言って不適な笑みを浮かべた3人は、また寝室に帰って行った。



『‥コノォ‥クソバかぁ』


琴音はパンチをする仕草を寝室に向かってやった。


『‥ヤバいな、俺たち。無理矢理離されるかも‥』


『旬樹まで弱気にならないでよッ!?あたしたち、やっと結ばれたんだよ!?ずっとお互いに好きだったんだょ‥?きっと、パパもママも分かってくれる』



そう真面目に言う琴音が頼もしく見えて‥



『そうだな‥ぜってー離れねぇもんな!!』


俺は琴音よりも強くなきゃいけない‥


だから
大きく頷いた。
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