大好きなあの子
高鳴る鼓動


放課後、あたしは夕日色に染まる教室で
日誌を書いていた。

手を動かしながら、

昼休みの凛ちゃんの言葉を

頭の中で何度もリピートした。



『脈アリ?』



そんなわけないよ・・・・・・

だってあたしだよ?

チビで、ドジで、お馬鹿な、



あたしだよ・・・・・・?


「なぁ。」


「へ、な、なに?」


びっくりして噛んじゃった!

だって、

しょうちゃんは、
あたしの前の席に座っていて、

結構離れてると思ってたのに



顔を上げると、しょうちゃんの


ド!アップが!!


ち、近い!顔が近いよぉ・・・・・・




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