壊僕症-15年間の僕-

誕生


小さな町の
小さな病院で
僕は生まれた─





「かわいい女の子ですよ」


「ありがとうございます」




12月という寒い時期に生まれた僕

その日は何時にもまして
雪がすごかった




間違って生まれてきてしまった





 
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