なによりも...

第1章 恋憧

ー綺麗な夕日..
浜辺に２人は座って
ただ波の音だけが
２人を包んでる

愛おしそうに
寄り添って
キスをーー…

『バｺﾝｯ!ΣΣ』

｢いったあ～｣
あたしわ頭をおさえた｡

｢こらぁミナ授業中だぞー。寝るな～｡｣

やる気のなさそうな先生の声が上から聞こえる｡


｢はい､それじゃあ教科書295ページを開いてぇ｣

と言いながら
先生わ教卓へ戻っていった｡


あたしわ頭をまだおさえたままさっきの夢の事を考えていた｡

『あれわ確かにあたしだっだ｡でも隣の人わ誰??あ～あ､あんな素敵な人に出会えたらいいのに…』

そう､あたしわ恋に憧れていた｡素敵な出会いに｡
あたし月島ミナ｡
高校1年生｡
彼氏いない歴16年｡
告白された回数0回｡

片思いわたくさんしてきた

でも何も言えないまま
相手に彼女が出来てしまったり…

恋にはめっぽう
運が無かった｡

そんなこんなで
もう季節わ冬になろうとしてた｡