満月と君
私、島田愛佳。
高校二年生です。

私の好きな場所は公園。
夜の公園…

だから今日もまた公園に来ていた。

「やっぱ夜の公園って落ち着くなぁ。」

私は空を見上げた。
満天の星空だった。

とても綺麗で自分の存在がちっぽけに思えた。

「私って…こんなにちっぽけな存在なんだぁ…」

私が独り言を言っても私の声は暗闇に吸い込まれて消えてしまう。

誰もいない公園。
私はこの静けさが好きだったのかもしれない。
< 2 / 5 >

この作品をシェア

pagetop