やくざな主人と生意気ペット


「おい山田こはる、
さっさと起きろ」

パシリと頭を殴られ目を覚ます。


やっぱり、夢か。

同じ夢を見続けてもう何年も経つ。



「お前何時間寝りゃあ気が済むんだ」

時計の針は二本とも真上を向いている。


「だからって殴ることは…」

「口答えすんのか?あ?
自分の立場を弁えろ」


そう言って煙草を吹かすこの男は神無月さん。


「俺はお前の御主人なわけ。
何年言えばわかるんだよ」

「あたしは今まで一度だってアンタのペットだなんて思ったことねぇよ、ばーか」


気付けばコイツと一緒にいて、気付けばコイツは私の御主人だった。


そんなもん、認めてたまるか。


神無月さんの背中に中指を立ててやった。




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