ページェント・イブ ~エリー My Love~【長編】
水嶋サンが、力強くアタシの両肩に手をかける。
アタシを真っ直ぐ見る眼差しは、暗がりの中でも、瞳だけ輝いているのですぐ判った。




「…………寝たよ。付き合っていたトキだけ………。後は………ナイ」
正直に話し、静かに頷いた。

「――――――――信じていいんだな?」

「……………当たり前でしょ!!」
暗闇の中で微笑んだけど、わかる?

「アタシのココロは、突然出会ったあの日から、水嶋サンだけなんだよ。はじめて恋に堕ちたんだから……」

ヤだ!
無意識に、思ってるコトを言葉にした自分が急に恥ずかしくなった。


「………俺、さっきのヘンなヤツに嫉妬したみたい」

「へ?」
声にならない声で返すアタシ。

「だって―――――――まだ俺、エリを抱いたことなかったのに、アイツに『スゴいだろ?』って言われてムッとして……………つい、早くエリを俺のものにしたかった」
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