2LDKのお姫様
『………何これ』
大が九州から帰って来た夜の事だ。シオリはその夜、大に手渡された物に驚いていた。
「何ってお土産ですよ」
それもそのはずだ。シオリが彼に渡された物。
『どうして、たこ焼とビール』
あまりに意外なお土産で、もちろん両方とも嫌いでは無いが。
「でかした大くん」
そりゃ、ホノカやしゅいろは喜ぶかもしれないが。
まあ端的に言えば、シオリ的にはそこまで嬉しいプレゼントではなかったのだ。
『………』
仕方なくビールを飲む。肴はたこ焼を食べるホノカとしゅいろ。
妙な肴だ。
缶越しに見える彼の姿。もちろん、彼が帰って来たのは嬉しい。
待ちきれず、空港まで迎えに行った。もう白状してまおうか。
「シオリさんも食べませんか、沢山あるから」
『いい………』
大が九州から帰って来た夜の事だ。シオリはその夜、大に手渡された物に驚いていた。
「何ってお土産ですよ」
それもそのはずだ。シオリが彼に渡された物。
『どうして、たこ焼とビール』
あまりに意外なお土産で、もちろん両方とも嫌いでは無いが。
「でかした大くん」
そりゃ、ホノカやしゅいろは喜ぶかもしれないが。
まあ端的に言えば、シオリ的にはそこまで嬉しいプレゼントではなかったのだ。
『………』
仕方なくビールを飲む。肴はたこ焼を食べるホノカとしゅいろ。
妙な肴だ。
缶越しに見える彼の姿。もちろん、彼が帰って来たのは嬉しい。
待ちきれず、空港まで迎えに行った。もう白状してまおうか。
「シオリさんも食べませんか、沢山あるから」
『いい………』