学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)
「はいはい、お姫様。
お手をどうぞー」
かうように言う。
てか、まだ笑ってるし!
「なんか、ムカツクんですけど」
「いいから、乗せろって」
何?今度は命令口調?
ムカついてるのに……。
あたしはどうしたって、結局彼に従ってしまうんだ。
「……」
差し出された手に、
そっと……遠慮がちに自分の手を乗せる。
すると、深町京悟はその手をぎゅっと握り締めてくれた。
「じゃ、行くか」
「うん」
手錠とお互いの手で完全につながれたあたし達。
出口を目指し、
ふたり同時に駆け出した。