学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)
「プハッ」
口を解放されたあたしは、息を吐き出す。
そこは空き教室。
いつも鍵がかかってるはずなのにどうして?
なんて疑問はすぐに消えていく。
考えるまでもない。
きっと例のピッキングで入ったんだろう。
あたしは壁に体を押し付けられていた。
目の前にあったのは、深町京悟のどアップ。
めっちゃ怒ってるし!
てか、元の場所にいるんじゃなかったの?
あたしの考えが読めたのか、至近距離で深町京悟はニヤリと笑う。