学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)
例えていうなら、まるで満員電車の中にいるみたい。
前後左右から押されて、圧迫される。
背の高い深町京悟と違って、チビなあたしは酸素を確保するのも大変なんだから!
「やーん。もう無理―――!」
と叫んだその時……
え?
体に感じる違和感に、あたしは顔を下に向けた。
その途端、サッと血の気がひいた。
む、胸に……手が……。
誰かがわたしの胸を背後から掴むように触っていた。
「ひゃあっ……」