学校イチのチャラ男と手錠∞でつながれちゃった女の子の物語(仮)


「プッ……。
桃ちゃんて、結構どんくさいよねー?」



「もーうるさいっ。
だって、左しか使えないんだもん!」



「爪楊枝ぐらい、普通左でも使えるだろ。キミ、かなりの不器用と見た」



ププッとからかうように笑われ、あたしの機嫌は悪くなる。



「悪かったなー」


むぅッとふくれっつらになったその時。


「はい。どーぞ」



目の前にたこ焼きが差し出された。


< 80 / 405 >

この作品をシェア

pagetop