【短編】素直になれなくて[番外編追加]
「宗と美和子ちゃんどうしたの?」


愛さんが不思議そうに聞いた。


「猛は、完璧じゃないしさ。
バスケバカのただのシスコンだよ。」


宗が笑いながら言った。


「バスケバカは、あってるけどシスコンじゃないでしょ?」


私は、シスコンだけは否定した。


否定しながら、日向くんを見たらなにか考えていた。


「お〜い。
そろそろはじめるぞ。」



顧問がそういうと、みんなコートに戻りだした。


「俺、美和子さんの弟に負けないから。」


日向くんは、私の耳元でそう囁いた。


私は、顔が熱くなった。


「葵の弟は、美和子ちゃん狙いなのね。」



そう呟く愛さんの声は、私に届かなかった。


「みわ。
日向、なんて言ったの?」


葵が私のほっぺをつつきながら聞いてきた。


「えっ?
なんでもないよ。」


私は、恥ずかしくて否定した。


「そんなわけないじゃん。
みわの顔、真っ赤だよ。」


私は、葵と愛さんにからかわれるのが耐えれなくて白状した。
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