君の音



「私?…自分?
一緒…   疲れる…」





あぁ…


なんで、そう思うんだろう








家に着くころには
一段と気温が下がっていた




それでも少しだけ
暖かくなれたのは
さっき買った一冊の本のせいだろうか…






ほんの少しだけ



彼女の近くに行ける気がした。










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