月夜に悪魔-2-
「ナナイ、…なんか風呂の用意ができたから入ってこいって」
ミカエル君が、私を見てそう言った
「じゃあ先に入らせてもらうね」
「わかった、俺らこの部屋で待ってるからゆっくりどうぞ」
「ありがとう」
私はパタパタと急いでお風呂にかけて行った
お風呂って意外に遠かったりして行くまでが大変なんだよね
お父さんの屋敷って、無駄にすごく広いから迷う事が多い
私は、お風呂につくと、さっさと脱いでお風呂につかった
「………ふぅ」
今日はいろいろあり過ぎた
まさかミカエル君やラミエル君があたしの家に住む事になるなんて
有り得ない
でも、今日友達になったばっかりだったけど友達と過ごせるって楽しいかも
カタン…
そんな事を考えていると、扉の向こうから音がした