恋〜ウンメイ〜

未歩side










辿り着いた場所は何処だかわからない静かで景色のきれいなところだった。


すごく落ち着くそんなところ。




ここに本当のお母さんがいるんだ。


私と…海斗の…お母さんが…。



そう思ったら急に緊張してきた。



さっきまで走っていた足がゆっくりとした足取りになっていた。




お母さんに会える。




どんどん近づいていくお母さんの家。




ついに来てしまった。


目の前にはお母さんが住んでいる家が建っている。



インターフォンを鳴らすか迷ってしまった。




「……どちらさん?」


どうしょうと考えていたら誰かに話し掛けられた。






その人を見た時、一瞬でわかった。



















「……おっ…お母…さん…?」








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