恋〜ウンメイ〜









まだぶつぶつ言ってる由佳ちゃん。


「あぁ〜なんかごめん?ってかそんなこといつもと変わらないよ?」


そう。水谷家の朝はいつもこんな感じだから。

その事を由佳ちゃんは知ってるはずなんだけど…。


「知ってるけどやっぱさ、嫉妬しちゃうわけよ!それに大地は未歩のこと好きだったしさ!」


なっ!


「そっそれは前の話でしょ!」


「そうだけど…。」


由佳ちゃんが拗ねた。

そんな由佳ちゃんがすごく可愛く見える。
あぁ〜乙女だなって思う。

いつもは頼れるお姉ちゃん的存在だけどこういう時は子供っぽくてギューってしたくなる。


「由佳ちゃんかわいい〜!」


「みっ未歩!」


私は由佳ちゃんに飛び付いた。








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