空色 ~END OF AI~
涙を流しながら拓馬に電話をする、だけど一回目のコールを聞く前に、あたしは電話を切ってしまった。







なんとなく、なんとなくだけど、あたしにだってわかる。







拓馬に迷惑はかけたくないから…………







あたしは一人、近くのコンビニで少し時間をつぶしてから家に帰った。






そして、そのあと家に帰えると二人はまだリビングにいた。






「ただいま………」


「藍……お帰りなさい」




お母さんの元気のない声は、なんだか本当に深刻な状況なんだって事を思いしらす。







「ねぇ………二人とも、さっきのウソだよね?」




「……………」






「ねぇ……なんとか言ってよ……」




「………………」





「ねぇってば!!」





「藍……」




お父さんが口を開いた。




「おばあちゃん家に引っ越しなさい、あそこなら学校も近いしな。」






「………!?」





「お父さんたちは、もうダメだから」




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