スノウラビット
大きめのマグカップに並々と注がれたココア・・・



俺が甘党だと思ったのか、彼女は俺にホットココアを作ってくれた。



もう大分目の赤みが引いて、彼女も落ち着いた様子だ。


彼女のココアはとても甘く、俺を体の中から温かくしてくれた。


「どうもありがとうございました」



急に頭を下げられ、俺は


「大丈夫だよ」


と言った。


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