恋の魔法のかけ方
日曜日の午後
グレーのシャッターで閉ざされたいつもの店。

『来る時間、早かったのかな~?』って、時計を見た。

日曜日の14時。




昨日は、さすがにあまり眠れなかった。

だって、晃さんがあんな事を言い出して思わず『ウン』って返事しちゃったけど頭の中は、混乱してた。

部屋中、ひっくり返して『何着て行こう!?』って考えて・・・。

で、悩んで1人で何度も鏡の前にあの服?この服??って着替えてチェックしてた。

そんな時、晃さんから電話があった。

「普段通りの、服で店においで!」

それは、いつもの優しい声だった。




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