寮生活は秘密がいっぱい☆
いつものように香希に手を引いてもらって学校へ急ぐ。


今日も香希のおかげで間に合った。


雄司と同じクラスだから、一緒に教室に入る。

これも日常的なこと。



「おはよう未有」
いつものように夏乃と聖子があいさつをしてくれた。

でも、顔がいつもと違う。



そう、
その原因は
あたしの悩みというか…秘密というか…。









「で、昨日は大丈夫だったの?」

聖子がコソコソと雄司に聞こえないようにあたしに問いかけてきた。


「…」

あたしは雄司には聞かれたくなかったから、沈黙を通し、離れた窓際へ聖子と夏乃を連れて行った。
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