ファースト・ラブ
「どーしたの?そんな困ったかおして」


「ん??えっと…その…」



私は今気になってることを
言おうか迷っていた。


「なに?」



「あのね、最近学校で友達と話してる時、帰りも誰かの視線を感じるんだ。」




「えっ!?里奈ちゃん大丈夫?帰り一緒に帰ろうか?」



本当はそうしてほしいけど、
桜井くんに迷惑掛けるわけにもいかないし。


でもここは頼っちゃおうかな。


「うん!!じゃあ一緒に帰ってもらってもいい??」


「いいよ!じゃあ授業が終わったら、里奈ちゃんところまで迎えにいくよ。」



「ありがとう!」


キーンコーンカーンコーン



「あっ!チャイム鳴っちゃったから、また帰りね!!」


「あッ!!うん!!」


私は小さく手を振って、

教室に向かった。



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