ケータイ恋愛小説家
残されたあたしはまだぼんやりしていた。


今までずっと悩んでいたのは、蓮君が美雨ちゃんの恋人だと思っていたからだ。


でもそうじゃなかったの?


あたしはどうすればいい?

どうしたらいいの?


どうしたいの……?




「ひーなたっ」


突然の声に驚いて顔を上げると……


目の前には、あたしの顔を覗き込むハチがいた。


< 304 / 365 >

この作品をシェア

pagetop