若干の雑感
■ 卒業証書
■ 卒業証書

小中高校の、卒業証書を見た。
そこには未来へ向かう私の姿が確かに在って
決して自分の未来を卑下していなかった頃の私がいた。

区切りを付けているのはただの紙で、書かれている文字は全国似たようなものだ。

大人になったつもりで立ち止まる私を、あの頃の私がみたらなんと思うだろう
二人が変わっていくということは、きっと、
止まっているようでも何かが変わっていっているのだろう。私の中でも。

それならこの痛みも卒業できるのだろう。

いつかは。

君があたしの幸せを祈って手を離したのだと信じよう。

そう思えた日がきっと卒業なのだろう。


あたしはあたしを卒業できない。今はまだ。



2005/12/13
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