親友の君は
耳を疑った。だが、今聞こえてきたのは幻でも夢でもなんにでもなかった。


「葉・・・・・月・・・・」


「ハハハハッ!!!!!ほらね、だれも、アンタのことなんか見えてないのよ!」



・・・・・・・・・・・・・・っ!



私は教室を抜け出して、一目散に学校を出て行った。


(・・・!!!咲羅!!!)



葉月の心の声は聞こえるわけが無かった。












学校をでてどれくらい経つだろう・・・・?

私は走り続けていた。



こんな現実から逃げ出したかった。






信じていたのに・・・・葉月だけは・・・・・・


私のこと・・・・想ってくれてるって・・・・っ!!!!!!





もぅ・・・・誰も信じれない・・・・



次誰かを信じても・・・・また裏切られてしまうに違いない・・・・



次裏切られたら・・・・私は・・・・一体どうなってしまうのだろう?
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